水耕栽培に興味はあるけど、どこから始めればいいかわからない…
狭い部屋でも野菜を育てたいけど、難しいのでは…?
この記事では、知っておきたい基礎知識や、初心者でも簡単にできる栽培方法を解説します。
趣味で水耕栽培を始めましたが、いつでも新鮮なサラダが食べられるぐらい豊富に栽培できるようになりました。
今では、育てた野菜が欠かせないほどになっています。
この記事を読めば、はじめての方でも失敗せずに栽培できます。
ぜひ、水耕栽培を手軽に楽しく始めてみませんか?
水耕栽培とは?
「水耕栽培」とは、土(培地)を使わずに水と液体肥料(養液)を用いて植物を育てる革新的な方法です。
英語:ハイドロポニックス(hydroponics)
水耕栽培は、植物の根を液体肥料を含む養液に浸し、効率的に栄養を与える方法で、 植物は土壌の抵抗を受けずにぐんぐん成長します。
この画期的な方法は、ドイツの植物生理学者であるユリウス・フォン・ザックス(J. Sachs)氏によって開発されました。
ザックス氏は、1842年に植物の根をさまざまな養分が溶けた水溶液に浸して育てることで、植物に必要な栄養分を突き止めました。
彼の研究は、植物の成長に土壌が必ずしも必要ないことを証明し、新しい栽培の扉を開きました。
近年、環境問題や都市化が進み、水耕栽培はますます注目されています。
水耕栽培の分類
水耕栽培は、植物の成長に必要な養水分を培養液として与える養液栽培と言われる方法の1つです。
養液栽培の方法は、主に以下の3つの種類に分類されます。
- 水耕栽培:培地(土に代わりとなるもの)を用いない
- 固形培地耕:培地を用いる方法
- 噴霧耕:根に培養液を霧状に噴霧する
培地とは、養液栽培などで植物を育てるための栄養を供給する土台として、土壌の代わりに用いられるものです。
培地に土を用いたものは、養液土耕栽培と言います。
上記のような培地を使わないで培養液で育てる方法を「水耕栽培」と言います。
水耕栽培の仕組み
水耕栽培は、土を使わずに植物を育てる方法ですが、その仕組みは非常にシンプルです。
植物の根を養液に浸して、根から必要な水分と養分を吸収させることで成長させます。
土耕栽培との違い
水耕栽培と土耕栽培は、植物を育てる方法に大きな違いがあります。
水耕栽培だと主に、室内で栽培するため、害虫被害や天候の影響を受けずに管理できます。
根を張るスピードも土耕栽培よりも速く、成長のスピードも速いと言われています。
一方の土耕栽培では、土を利用し栽培できる野菜の種類が多いというメリットがあります。
また、設備費用も水耕栽培に比べてかからないという利点もあります。
水耕栽培と土耕栽培の比較表
水耕栽培 | 土耕栽培 | |
---|---|---|
土の有無 | 土を使わない | 土を使う |
栽培場所 | 室内が中心 | 畑やビニールハウスなど屋外 |
成長スピード | 土耕栽培の1.5~3倍ほど速い | 季節や天候の影響を受ける |
管理 | 日々の管理がしやすい | 水やりなどで気を配る必要がある |
害虫対策 | 農薬を使用しなくてもよい場合が多い | 害虫への対策が必要 |
適した野菜 | レタス、サラダ菜、ほうれん草、小松菜、三つ葉、ルッコラ、バジル、パセリなど | ダイコンやニンジンなどの根菜類や大きく育つ野菜など |
なぜ土を使わないのか?
土を使わない理由は、土には以下のような性質があるためです。
水耕栽培を行う理由は、上記のようなデメリットを回避して生育をコントロールするためです。
水耕栽培のメリットやデメリット
水耕栽培のメリットやデメリットについて詳しく解説していきます。
水耕栽培のメリット
水耕栽培には、次のようなメリットがあります。
室内のちょっとしたスペースでも手軽に栽培できるので、ベランダがないお家でも大丈夫。
インテリアとしても楽しめます。
水耕栽培のデメリット
一方で、次のようなデメリットがあります。
始めから植物工場のような本格的な設備をイメージしてしまうと、初期費用がかかってしまいます。
土耕と比べて栽培できる野菜の種類も限られます。
水耕栽培の安全性
水耕栽培は、化学的なイメージがあって安全性が気になる…
土耕栽培と比較しても安全な栽培方法という情報が多くあります。
理由は、土壌由来の病害虫のリスクが低く、農薬や殺虫剤を使用する必要ないからです。
また、水耕栽培に必要な液体肥料は、土に含まれる栄養素と同じ物質で構成されているため安心です。
不安な方は、以下の記事をチェックしてみてください。
・水耕栽培は安全な栽培法? 室内で行う場合、人体への影響は?|水耕栽培どっとネット
・水耕栽培の野菜が危険って本当? よくある疑問への回答と安全性を調べて …|DCM DIY倶楽部.com
水耕栽培システムの種類
水耕栽培のシステムは、主に培養液の供給方法によって以下の2つに分類されます。
- パッシブシステム(受動式):ポンプなどの設備を必要とせずに培養液を供給する、手間が少なく簡単な供給システムです。
- アクティブシステム(能動式):ポンプなどの機器を使用して培養液を供給する能動的な方法で、成長速度が速いのが特徴です。
これらのシステムは、植物の成長に必要な水分と養分を効率的に供給するために設計されています。
アクティブシステム(能動式)の種類や特徴
アクティブシステム(能動式)の代表的なシステムのは、以下の5種類があります。
- NFTシステム(薄膜水耕):栄養液が薄い膜のように流れる容器チューブ内で植物の根が育つシステムです。酸素供給が良好で成長が早いですが、停電時にはリスクがあります。
- DWCシステム(深層水耕栽培):植物の根を水中に浸し、エアレーションで酸素を供給する方法です。シンプルでコストが低いですが、水温管理が重要です。
- エブ&フローシステム:タイマーで定期的に栄養液をフラッド(流し込み)し、その後排出するシステムです。根への酸素供給が良好で、多様な植物に適しています。
- ドリップシステム(点滴式):植物の根元に養液を直接滴下して供給する効率的な方法です。水と肥料の無駄を最小限に抑えつつ、植物が必要とする栄養素を効率的に吸収できます。
- エアロポニックスシステム(噴霧式):植物の根を空中に吊るし、霧状の栄養液を噴霧する方法です。成長速度が非常に速く、スペース効率も良いですが、技術的な管理が必要です。
- アクアポニックスシステム:魚と植物を同時に育てるシステムで、魚の排泄物から得られる栄養素を利用します。持続可能性が高いですが、管理が複雑です。
パッシブシステム(受動式)の種類や特徴
パッシブシステム(受動式)の代表的なシステムのは、以下の2種類があります。
- ウィックシステム:毛細管現象(ウィック素材)を利用して、水分と栄養素を供給する方法です。電源が不要で特定の小さな植物に適していますが、大規模な栽培には不向きです。
- クラッキーシステム:養液槽内で、植物が成長するにつれて水位が自然に下がり、根が空気に触れるように設計されています。栽培中に水や液体肥料を追加する必要がなく管理が簡単で、特に初心者や小規模な家庭菜園に適しています。
初心者におすすめの水耕栽培システム
始めての方には、クラッキーシステムかDWCシステムがおすすめです。
特にクラッキーシステムは、ポンプなどの設備が必要なく手軽に始められます。
また、セットアップと維持が比較的簡単なDWCシステムも推奨されることが多いです。
水耕栽培に適した野菜
水耕栽培に適した野菜は、葉物野菜やハーブ類です。
上記の野菜は、水を好む植物なので、水耕栽培との相性が良いです。
水耕栽培システムでは、根が養液に浸されるため、水分と栄養素の吸収が効率的に行われます。
また、室内栽培が中心のため、以下のような利点が大きく影響します。
育てやすい葉物野菜やハーブ類は、初心者にもおすすめです。
水耕栽培に向いていない野菜
水耕栽培に適していない野菜として、根菜類が挙げられます。
根菜類とは、土壌中で根が肥大して食用となる野菜のことを指します。
上記の野菜が向いていない理由は、根が常に水に浸かっている状態になるため、根が腐りやすいからです。
また、水位の調整も難しく、初心者には扱いづらいとされています。
ただし、葉の収穫する目的なら水耕栽培可能です。
地中にある部分を食用部とする根菜類は、水耕栽培では育ちにくいため、初心者の方は避けましょう。
水耕栽培で育てられる野菜の一覧
水耕栽培での栽培情報がある野菜を紹介します。
- 葉茎菜類:葉や地上の茎を食用部とする野菜
- 果菜類:果実や種子を食用部とする野菜
葉茎菜類:ブロッコリー、カリフラワー、キャベツケール/キャベツ類、白菜、ほうれん草、レタス類、ネギ類、小松菜、水菜/ミブナ、春菊、ハーブ類、チンゲン菜、スプラウト/ベビーリーフ
果菜類:イチゴ、スイカ、メロン、トマト、ナス、ピーマン/パプリカ、シシトウ/カラシ、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、ニガウリ、オクラ
その他:ラディッシュ(二十日大根)
ロックウールやハイドロボールなどの培地を使用する方法を含めると、さらに豊富な種類の栽培情報がありました。
難しいとされる根菜類は、ラディッシュのみ情報がありました。
初心者でも育てやすい野菜
これから水耕栽培を始める方におすすめ野菜は以下です。
上記の野菜がおすすめな理由は、
育てるだけでなく、料理に使いやすい点もおすすめです。
その他、ミニトマトやイチゴは、人工授粉など難易度は少し上がりますが、初心者にも挑戦しやすくおすすめです。
水耕栽培を始めるために必要なもの
始めるために必要なものは以下です。
以下の道具も、一緒に揃えて置くと便利です。
肥料や種など以外は、家庭にあるものを代用して手軽に始められます。
元気に育てるための設備
その他、より元気に育てるための設備として以下があります。
- 照明器具(LEDライト):日当たりが悪くても日射量を安定して確保できる
- タイマー:主にLEDライトのON/OFFを自動化するため
- エアポンプ(金魚のブクブク)や循環ポンプ(水中ポンプ):養液に酸素を供給して根の生育UP
- 温度制御:冬や夏の水温管理にヒーターや冷却ファン
- 温度・湿度計:水温や室内環境を把握する
ワンランク上の生育管理する道具
さらに、ワンランク上の生育管理する道具として
- pH測定器:養液の水素イオン濃度(酸性・中性・アルカリ性)を測る
- EC測定器:養液の栄養素濃度を測る
のような養液を管理する測定器があります。
水耕栽培キットの選び方
すぐに始めたい方は、必要なものが一式揃っている水耕栽培キットも多く売っています。
水耕栽培キットの価格は、2,000円〜30,000円ほどで、サイズ・機能もさまざまな商品があります。
選ぶ際の重要なポイントは以下です。
①育てたい植物を決める:初心者には背丈が大きくなりすぎない野菜がおすすめ。
②サイズを選ぶ:設置場所や、収穫したい野菜の背丈や量に応じて適切なサイズを選びましょう。
③ライトの有無:設置場所の日光が不足している場合、電気代はかかりますが、植物の生育を助けます。
④機能性:手間を減らし効率的に植物を育てることができます。
特に忙しい方には、自動機能がおすすめです。
⑤デザインとインテリア性:おしゃれなデザインのものを選ぶことで、部屋の雰囲気にもマッチします。
初心者の方は、小型タイプから試してみるのがおすすめです。
また、iDOOやリビングファームなどの人気のブランドから選ぶと失敗しないです。
ハイドロボールは必要?
ハイドロボールとは、粘土を高温で焼いて発泡させたボール状の無機質の人工の土です。
水耕栽培にハイドロボールは必ずしも必要ではありませんが、多くの利点があるため広く使用されています。
一方で以下のようなデメリットもあります。
水耕栽培には、ハイドロボール以外にも、ロックウール、バーミキュライト、ココナッツファイバーなど、様々な培地があります。
栽培環境や育てたい植物に合わせて、最適な栽培方法を選びましょう。
100均で買える水耕栽培グッズ
水耕栽培を始めるにあたり、100円ショップで購入できる便利な商品がいくつかあります。
容器
- 豆苗プランター:豆苗以外にも種植えなど、水耕栽培に使いやすい
- プラスチック製の保存容器:種類も豊富で用途に応じて選べる
培地
- スポンジ:食器用スポンジを2〜3cm角にカットして使用します。
- ハイドロボール:ダイソーで購入可能で、特に小サイズが野菜の育成に適しています。
種も100円ショップで取り扱ってる店舗を多く見かけます。
特に、春や秋など種まきシーズンに豊富に入荷されるとの情報があります。
その他の便利なアイテム
- マヨケチャホルダー:複数株を同時に育てるための支えとして利用できます。
- アルミシート:容器の外側に巻くことで、水温上昇や藻類の繁殖を抑えることができます。
- キッチンペーパー:種子の保湿に役立ちます。
※2024年12月現在、100円ショップで水耕栽培用の肥料が売っている情報はないです。
注意:100円ショップに売っている液体タイプの肥料は、水耕栽培に流用できないとの情報が多いので注意してください。
簡単にできる!水耕栽培の始め方(手順)
初心者でも簡単にできるペットボトルを使った方法の一例ご紹介します。
- 必要な物
- 容器の準備
- 種まき
- 肥料を入れる
- 観察と手入れ
- 収穫
必要な物
- ペットボトル:一般的な500ml〜
- スポンジ:厚さ2cmぐらいの台所用スポンジ
- アルミホイル:養液に当たる日光を遮り、藻の発生を防ぐ
- 肥料:園芸店で水耕栽培用を購入、ネットでも買えます。
- 種:リーフレタスやバジルがおすすめ
- ハサミかカッター:容器を切るのに使用
注意:スポンジは、メラミンスポンジを使わないようにしましょう。
密度が高く、目が細かすぎるため根が張りにくいです。
肥料は、園芸店やホームセンター、ネットショップなどで水耕栽培用を購入しましょう。
おすすめの肥料は、以下の3つです。
始めての方には、手間のかからないおうちのやさいC 一液タイプがおすすめです。
容器の準備
①ペットボトル容器をきれいに洗った後、上から1/4のほどのところで切り、飲み口を逆さにして上から被せる。
②スポンジを2〜3cm角ほどに切った後、片面に深さ5mmほど切り込みを十字で入れる。
※台所用を使用する場合は、ナイロン部分の固いところは切り離して使用する
③スポンジに水を十分に含ませる。
※水道水でOKです
④ペットボトル容器の飲み口の部分にスポンジをはめる。
※スポンジの切り込み面を上にする
⑤ペットボトル容器の中にスポンジ部分が3分の2浸かるぐらい水を入れる。
※水道水でOK
種まき
①スポンジの切り込み部分に種を2〜3粒蒔きます。
※種を差し込みすぎないように注意
※ピンセットだとやり易い
②日当たりの良い窓辺に置く
※リーフレタスの場合、発芽には光が必要
※発芽適温は18~20℃:寒すぎたり25℃以上の高温になったりするとうまく発芽しません。
③発芽を待ちます。
※リーフレタスだと通常3〜4日程度で発芽します。
④発芽したら、育ちの良い苗を残し間引きます。
※蒔いた種が発芽しない場合もあるので、予備でいくつかのスポンジに種を蒔き、トレーなどの容器で水に浸けて、発芽後にペットボトル容器にセットする方法でも大丈夫です。
肥料を入れる
根が伸びてきたら、ペットボトル容器内の水を養液(水+肥料)に入れ替えます。
※肥料は、水耕栽培用を使用しましょう。
※希釈率(濃度)を良く確認して使用しましょう。
観察と手入れ
容器内の養液は2〜3日に一度、全量を交換しましょう。
特に夏場は毎日、冬場でも週に1回は交換が必要です。
養液を換える際は、スポンジ(苗)を落とさないように容器の上部を持ち上げましょう。
また、水耕栽培でよくあるトラブルは以下の2つがあります。
藻もカビも定期的な水換えを行っていれば防げるケースが多いです。
藻が発生してしまった場合
養液に藻が発生してしまった場合は、ペットボトルの容器を洗い、ペットボトル容器全体をアルミホイルで覆うことで、藻の発生を効果的に防ぐことができます。
藻は、日光が当たることで急速に繁殖します。
アルミホイルを使用することで、養液への日光を遮り、藻の成長を抑えることが可能です。
カビが発生してしまった場合
カビが発生してしまったら、容器と苗の茎や根、スポンジを綺麗に洗いましょう。
落ちない部分はハサミ等でカットし取り除くことも必要です。
洗う際は、できるだけ苗を傷めないように注意が必要です。
カビの発生を防ぐためには、常に容器を清潔に保ちましょう。
特に、湿気の多い環境ではカビが繁殖しやすいので、以下の管理が重要です。
収穫
リーフレタスの場合、種まきから3〜4週間程度で収穫が可能です。
収穫のタイミングは、リーフレタスの場合、内側の葉が少し巻き始めた頃です。
外側の葉から順に収穫することで、残った葉が成長し、次の収穫を楽しむことができます。
収穫方法は、手で優しく葉を引き抜くか、ハサミを使って切り取ります。
水耕栽培のコツとトラブルシューティング
成功のコツや注意点を以下にまとめました。
失敗例
よくある失敗例と、対策や改善方法を以下にまとめました。
収穫した野菜の保存方法
水耕栽培で収穫した野菜の保存方法には、主に冷蔵保存と冷凍保存があります。
これらの方法を適切に使い分けることで、野菜の鮮度を長く保つことができます。
冷蔵保存の方法
冷蔵保存は多くの葉物野菜に適しており、一般的には、約1週間程度の保存が可能です。
注意点やポイント:
冷凍保存の方法
水分の多い葉物野菜やベビーリーフには適していませんが、ホウレンソウやケールなど、葉に厚みのある野菜は冷凍保存が可能です。
注意やポイント:
収穫した野菜の料理アイディア
水耕栽培で収穫した野菜を使った料理アイディアをいくつか紹介します。
- 葉物野菜を使った料理
- バジルを使った料理
栽培しすぎて迷った時の参考にしてみてください。
葉物野菜を使った料理
葉物野菜を使った料理のアイディアは以下です。
- サラダ:いろんな種類の野菜を混ぜて好きなドレッシングで
- チャーハン:葉物全般◎一緒に炒める
- 卵炒め:葉物全般◎一緒に炒める
- ツナ和え:茹でた野菜、ツナ、醤油や麵つゆ、ごま油や鶏がらスープの素などお好みのタレで和える
- 野菜炒め:迷ったらコレ、オイスターソースで味付けすると美味しい
- サンドイッチ:トマトやチーズ、ハムと挟む
定番なサラダの中でも「チョレギサラダ」がおすすめ。おつまみにも最適です。
チョレギサラダのレシピ
チョレギサラダは簡単で美味しい韓国風サラダです。お気に入りのレシピをご紹介します。
材料(2人分):
- サニーレタス 1/2束
- きゅうり 1本
- 韓国海苔 1パック
- 白ごま 適量
ドレッシング:
- ごま油 大さじ1-2
- 醤油 小さじ1-2
- 酢 小さじ1/2
- 砂糖 小さじ1
- おろしにんにく 小さじ1/4
ポイント:
バジルを使った料理
バジルを使った料理アイディアは以下があります。
- ジェノベーゼソース:パスタやパン、ピザなど色々使える
- カプレーゼ:バジル、トマト、モッツァレラチーズにオリーブオイルと塩コショウをかけて
- ピザ:バルジを載せたマルゲリータなど
バジルが豊富に栽培できたら、色んな料理に使える「ジェノベーゼソース」がおすすめです。
ジェノベーゼソースのレシピ
ジェノベーゼソースは、バジルの香りが豊かな美味しいイタリアンソースです。作り方を紹介します。
材料(3〜4人分):
- バジルの葉 約70g
- 松の実 15g(または他のナッツ)
- にんにく 1〜2かけ
- パルメザンチーズ 大さじ2
- オリーブオイル 50〜100ml
- 塩 小さじ2/3
- 黒こしょう 少々
ポイント:
このジェノベーゼソースは、パスタやサラダ、肉料理など様々な料理に活用できます。
冷凍保存も可能なので、バジルが豊富な時期に作っておくと便利です。
水耕栽培のQ&A
水耕栽培で一番簡単な方法は?
この記事で紹介させて頂いた、ペットボトルを使った方法だと思います。
特に、葉物野菜が育てやすくおすすめです。ぜひチャレンジしてみてください。
土耕栽培と比べて味が落ちる?
水耕栽培で育てた野菜は、土耕栽培した野菜と比べて味が落ちるわけではないです。
むしろ、適切に管理された水耕栽培では、土耕栽培と同等かそれ以上の味わいを持つ野菜を生産できる可能性があります。
参考: 水耕栽培で作る野菜や果物はおいしい?!気になる栄養価は?|mygreengrowers.com
旅行などで水換えできない時は?
給水を自動化することで、旅行などで家を空ける際の不安が解消できます。
一例として、以下ような方法があります。
- 電動ポンプ:定期的に栄養液を循環させることで、植物が常に新鮮な栄養液に触れることができます。
- タイマー:ポンプの運転時間を設定することで、自動で給水できます。
- 貯水タンク:十分な量の栄養液を貯めておくことで、旅行中の水切れを防ぎます。
ポンプやLEDライトの電気代は?
水耕栽培で使用するポンプやLEDライトの電気代は、使用する機器の消費電力や使用時間によって異なります。
多くの家庭用水耕栽培キットの電気代の目安は、一般的に月300円から600円程度です。
LEDライトの電気代については、消費電力と使用時間によって計算されます。
例えば、20WのLEDライトを1日15時間点灯させた場合、月間の電気代は約330円程度になると推定されています。
ポンプの電気代に関しては、多くの場合、消費電力は数十ワットから100ワット程度です。
例えば、30Wのポンプを24時間稼働させた場合、月間の電気代は約216円となります。
参考: 電気代はどうやって計算する?料金のしくみを知れば安くする方法も分かる!|looop-denki.com
水耕栽培の歴史
水耕栽培は、なんと紀元前600年頃のメソポタミア文明の頃から行われていたと考えられています。
古代エジプトでも、ナイル川周辺でイネ科の植物を水耕栽培していたという記録が残っています。
つまり、水耕栽培は人類の歴史とともにある、とても古い栽培方法なのです。
近代的な水耕栽培の誕生
19世紀になると、ドイツの植物学者ユリウス・フォン・ザックスが植物の栄養について深く研究し、水耕栽培の原理を科学的に解明しました。
ザックスの研究を基に、20世紀に入り、現在の水耕栽培の基礎となる技術が確立されていきます。
日本への導入と発展
日本に駐留していた米軍が、清潔な環境で野菜を栽培するために大規模な水耕栽培施設を建設しました。
これがきっかけとなり、日本でも水耕栽培が急速に発展していきました。
もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
ハイドロカルチャーの歴史(1) 土を使わない植物栽培|観葉植物・ハイドロコラム
まとめ
この記事では、以下の内容で解説させていただきました。
水耕栽培の基礎的な知識や、「場所を選ばず手軽に始められる」イメージができたのではないでしょうか?
水耕栽培には、色々な栽培方法があり、今回ご紹介させていただいたようなペットボトルを使った簡単な方法もあります。
特に、葉物野菜との相性が良く、簡易的な方法でも元気に栽培が可能です。
ぜひ、水耕栽培を初めて、新鮮なおいしい野菜を食べましょう!
コメント